シリア

シャンルウルファ

恥ずかしいので早起きして誰もいない畑にウンコをしに行く。 雑草の先の朝露がきれい。お遍路を思い出す。 朝飯を子供達と食べ、シャイを続けざまに何杯か飲んで。 さぁ、別れや。 アブ・アブド氏は別れ際に両頬をくっつけてキスをする。 髭がジョリジョリと…

ラッカ

夕方着いて、昨夜は8時に就寝。 寝る前に短い会話しかできなかったからか、 どうも警戒心が盛んでうまく寝付けなかった。 時折、横で寝ている親父さんが起きて ガスストーブの火を調整してくれる。おかげで寒くない。 いい人っぽい。 朝6時、羊を連れ出す娘…

アッサウラ

カメラを盗まれた。 ユーフラテス川中流にある大きな人工湖 アサド湖畔でキャンプして、 朝起きてふとバッグをみるとデジカメが 無くなっていた。 まず手元には戻ってこないやろうと思う。 最後に使ったのは、前の日の昼。 警察の取調べ中、 「怪しい人物は…

ハマ2

もう一度ハマに来た。 けっこう好きです、この街。 まあ都会なんやけど、なんかのんびりしていて 街の見所が「水車」というのがいい。 中東は人口密度が低いからか、 市街地と田舎の境界がはっきりしていているように思う。 東南アジアみたいにいつの間にか…

パルミラ

パルミラ遺跡。 自転車をアレッポの宿に預けてショートトリップ。 途中、今まで自分が自転車で走った道を バスで戻る。 泊まったモスク、 コーヒーをごちそうになった店、 茶をお呼ばれした家、 今日もあいかわらず、魚を吊るしているあの魚屋。 いいもんや…

アレッポ

昼前にアレッポに到着したので、その足で 配達先のアレッポ大学に向かう。 差出人は神奈川で学校の先生をしている枝川さん。 彼女は僕の高校、大学の後輩。 6年前に大学内にある日本センターで日本語教師をしていた。 手紙はそのときの職場の仲間、秘書のバ…

マーラットディブサ

雨が上がるのを待って出発。 向かい風が強い。 一面のオリーブ畑。 アレッポまで宿のありそうな街はないけれど、 不安はない。シリアはきっとどうにかなるだろうと思う。 ちっともすすまないうちに夕方、 雨が再び降り出す。 屋根のあるバス停で雨宿りしつつ…

ハマ

朝6時半。寒いはず、標高は1300m。 夜中には誰も礼拝室へは来ず、よく眠れた。 寝起きでボーっとしていると ガソリンスタンドの従業員が紅茶を持ってきてくれた。 朝食を食べに併設のレストランに行く。 薄くひき肉が載ったピザみたいなのを2枚食べて…

ナバク

(ダマスカスの歯医者。歯を詰める。1000シリアポンド=2000円) 路上のシリア人は素朴で親切。 アジアとも欧米とも違う論理で世の中動いているようで、 清々しいかんじがしていたのに。 4日間のダマスカス滞在で 3軒ホテルを変えた。 どうも居心地が悪か…

ダマスカス2

「サバーバハラタという所に行って、 近所の人に聞けば場所がわかります。」 手紙の依頼人Rueさんから、そう言われている。 ネット屋で調べても さっぱりわからなかったので、 隣でネットしていたにいちゃんに聞いたら Googlemapをなぞって、 こ…

ダマスカス

今日も晴れ。 ダマスカスまで120km。 南からの風が強い。 風向きが変わらないうちに距離を稼ぎたい。 ああ、ヨルダンでは決して見られなかった 緑の畝が朝日を浴びてきれいや。 これがシリアなんや。 ハイウェイ沿いにダマスカスへ急ぐ。 シリアビザは15日し…

ダラア

アンマンのイメージは曇り。 でも今日はすこぶる天気がいい。 宿で朝食を食べて、出発。 アンマン市街地はアップダウンが激しい。 アンマンを出るのが一日仕事。80km先の 国境まで二日かかると思っていたら、 いざ走ってみるとアンマン郊外に抜ける道は…