ダマスカス

今日も晴れ。


ダマスカスまで120km。
南からの風が強い。
風向きが変わらないうちに距離を稼ぎたい。


ああ、ヨルダンでは決して見られなかった
緑の畝が朝日を浴びてきれいや。
これがシリアなんや。
f:id:sekaiisshu:20110219075405j:image




ハイウェイ沿いにダマスカスへ急ぐ。
シリアビザは15日しかないから。
けれど、沿道の花も青空によく映えてきれいだったので
立ち止まる。

f:id:sekaiisshu:20110219085310j:image


昼ごろに風がぴたりと止んで
しばらくのちに向かい風に変わる。


やっとこさ首都の気配を感じ始めたころ、
立ち寄った茶店はクルド人経営。
シリア総人口2000万人のうち、クルド人は200万人。
彼はクルド語、トルコ語アラビア語と少しの
ロシア語が話せる。


トルコと、その後ろのヨーロッパの存在を感じる。
もうそういう地域に来たか。


チョコとビスケットしか売っていなかったので、
チョコをかじっていたら、
「おなかに良くない」と
卵を焼いてパンに挟んでくれた。
「お金はいらない。」
と。


クルドの誇り。
テレビでクルド語の番組を見せてくれる。
真っ赤な人の顔が映っていて
気持ち悪いなと思っていたら
トルコでのクルド人少年虐殺のニュース。
おっと、という感じでクルド人氏はすぐにチャンネルを変えた。
f:id:sekaiisshu:20110219152757j:image



さて、ダマスカスに着く。


市街地で道に迷っていると、
「お助けしましょうか?」とおっちゃん。
あの路地をこういってこういって、と。
右、左を指し示すときに腕を見せるのは
アジアには無かったジェスチャーや。
英語では「right hand(右側)、left hand(左側)」と
hand(手)という単語を使うけれど、
彼らは上腕部をポンっとたたく。
アラビア語ではきっと右腕方向とか左腕方向とか
言っているに違いない。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村←横のバナーを押すと、ランキングがあがります&見えますや