2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

高野山へ(その1)

近畿地方は例年よりだいぶ早く梅雨入りしたらしい。 ついていない。 小雨がやんだころを見計らって、 JR京都駅の地下から出て、東寺を目指す。 駅前の外国人観光客。京都独特の光景。 様々な言葉で書かれた看板を目にすると、なにか嬉しい。 その心の理由…

送る日々

別のことを長々と書いていて「…日々を送っている。」と 打ち込んでみて、そうきたか、と思うことがあり。 日も手紙と同じく「送る」ものなのか、と。 手紙は一通一通思いを書き込んで送るのだけれど、 あれほど真剣に書いたことも、一旦投函してしまえば覚え…

川べりの道

実家近くの川を遡るこの道のずっと先、 「文化の森」という県立の博物館、図書館などが 一カ所に集まった施設がある。 家で『信長の野望』ばかりしているのも飽きたので、 そこでビデオを見て、本を借りる日々。 昼ぐらいから行き、夕方に帰る。 でも「文化…

琴欧洲

順調に旅行を続けていた私なら、何も思わなかっただろうけど。 大関琴欧洲優勝。 ここ一番の精神面が弱いといわれる外国人力士の優勝。 「三年先の稽古」が実った瞬間。 勝利後の顔をみて、感動で胸がふるえた。 彼のこれまでの苦しみはわかりようもないが、…

近況1

自分の身の回りの物は 何年も開けずによいように出てきたので、 物だけではなくて、 すべてがそのようにできていて、 そのすべてが自分が行ったことであるから 自分の筆跡なんかを見ると、特に居心地が悪くなる。 おぇ。 母港に舫う安心感はあるけれど、波は…

M氏

ここ数日専ら読書、それも以前に読んだことのある小説ばかりを。 山田詠美『ぼくは勉強ができない』を手に取ると、 この忌々しい病による閉塞感やイライラとは無縁のすがすがしい気持ちになり、 つづいて鷺沢萌『駆ける少年』『川べりの道』、宮本輝『螢川』…

ゆっくりします

我が輩は子猫である。名前はまだない。 カメラを向けてくるこいつが誰なのかとんと見当がつかぬ。 先日、さっそく病院に行きまして。 「この薬を減らしていって、最終的には飲まなくても 良くなるんですよね?」 医者は、まぁほうあわてるもんでないけんな。…

帰国

最後が「おぼれた」で終わっているのも かっこわるいものだから、無事帰国のご報告ということで。 手紙はまだ一通も配達できていません。 私は病気治療に専念するために、 日本にいます。 バリでの最後の話を。 結局半月泊まることになった安宿のオーナーや…

おぼれた

今から書くことが起こる前に 日本行きのチケットを購入してはいたのだけれど。 助かった後、砂浜でぼんやりして やっぱりこの状態では旅行も静養も無理なんだと思った。 そして、両親と友人に本当に申し訳ないと思った。 これはとどめの一発だと思った。 昨…

海で泳いだ

写真は暗いが、ほんとは明るいんです。 今日、海で泳いで見たら気持ちよくて。 実は、海水に頭まで浸かったのはこっちにきて初めて。 みんなやっとるもんはたいてい楽しいんやね。 だからみんな、やるんやもんね。 サーフィンとかもやってみようかな。 p?575…

今夜も『詩のこころを読む』

皆様、コメントありがとうございます。 夜眠れないと、宿の廊下を歩き回ることになるので 日本の小説を用意しておこうとクタ中を探し回ったけれど 土曜日はどの本屋もお休み。 本が何冊も買えるぐらいのお金を払って タクシー乗り回して、結局何も買えず。 …