ここ数日専ら読書、それも以前に読んだことのある小説ばかりを。 山田詠美『ぼくは勉強ができない』を手に取ると、 この忌々しい病による閉塞感やイライラとは無縁のすがすがしい気持ちになり、 つづいて鷺沢萌『駆ける少年』『川べりの道』、宮本輝『螢川』…

寒いの嫌い。 雪が降って、外にでる気をなくしたので 先日かりておいたDVDを見た。 花よりもなほ 通常版 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2006/11/24メディア: DVD クリック: 33回この商品を含むブログ (131件) を見る 登場人物が皆、弱く…

知人に教えてもらった本を読んだ。 いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)作者: 石川直樹出版社/メーカー: 理論社発売日: 2006/04メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 53回この商品を含むブログ (37件) を見る 冒険ものは、勇気を出すのに一番の処方…

大阪からの帰りの近鉄電車で読んでいたのは、 西宮に住む後輩が貸してくれた アメリカ陸軍 サバイバルマニュアル作者: チャールズ・アレン・K・イネステイラー,鄭仁和出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1982/06メディア: 単行本 クリック: 11回この商品…

たかだか、ブックオフで600円の買い物なんだけれど、 意志が弱くて嫌になる。 『谷川俊太郎詩選集1』谷川俊太郎 『谷川俊太郎詩選集2』谷川俊太郎 『谷川俊太郎詩選集3』谷川俊太郎 今日はこれを読んで寝る。 心ある後輩が、おすすめの本を連日メールでよこ…

この期に及んで、まだまだ本が読みたい。 先日、注文しておいた本がどどっと届く。[rakuten:book:11251155:detail]シルクロードを自転車でもなく、徒歩でもなく「走って」、 単独完走した人のお話。 以前、テレビでリアカーで世界を旅する「リアカーマン」を…

瑠璃の方船 (文春文庫)作者: 夢枕獏出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1998/04メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る 大学時代の後輩に「旅立つ貴方におすすめです。」と言われ、今読んでいる。 誰にでもあるであろう学生時代の焦…

藤沢周平の今度の映画化作品は「山桜」。 市井ものより、武士ものが好きなので嬉しい。 と思っていて調べたら来春公開と。 見てから行こうかな。 藤沢周平の文庫本、必ず一冊は旅に持っていきたい。 あまり、考えさせられずスッと心に入ってくるような物語が…

海外の見知らぬ土地での私の命は、おおよそその国の人の心にかかっている。自転車でいけば、地図にも載っていないような田舎を通るだろうそんな土地には、決して悪い人はいない。そう思わなければ、とても自転車で旅などできない。 メメント・モリ作者: 藤原…

最近、アフリカの旅行記を読んでいる。 『耐えてアフリカ』松本和人内戦中のスーダンやザイールを川下りしたツワモノ。「アフリカ＝未開」、別にこういった一般的なイメージが払拭されるような内容ではない。アフリカはやはり未開の土地のようだ。ただし、日…

川端康成の短編『有難う』を読んだ。 ある会社の就職試験にでてきた一篇に感動し、文庫本を買っておいたのを 思い出して。 『有難う』は、田舎のバス道を通行する人や車のそれぞれに、「ありがたう。」を言って追い抜いていく運転手がでてくる話。「彼は十五…