冒険

知人に教えてもらった本を読んだ。

いま生きているという冒険 (よりみちパン!セ)

冒険ものは、勇気を出すのに一番の処方箋。
とんでもなくすごいことをしているのに、平易な文で書かれていて、
心にスッとはいってくる。なんだろうな、この共感は。

冒険家が次の目標に向かってステップアップするときの覚悟・心の動き。をなぞる。
これが、冒険家が書いたものを読むときの醍醐味だと思う。
その辺はずいぶん、さらっと書かれているのだけれど、
周到な準備と向こう見ずな判断が絶妙に同居しているあたりに、
かえってリアルにそういったものがあらわれていて、久々に共感できた。

私は冒険をしに行くわけではない。
それは心に決めていて、身内にはそういったことを伝え続けなくてはならないが、
やることは冒険に近しい。

人家が何百ｋmもないところを走る。何1000mの標高差を数日で駆けなければ
ならないときもある。

目下、一番の「冒険」はテロの脅威があるタイ南部3県（ナラティワート、ヤラー、パッタニー）の通過である。
マレーシア国境近くで船に乗り、危険な地域を避けて
そのままサトゥンという南部でも比較的安全な地域に越境する。

冒険はしない。臆病に慎重に進む。

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