帰国

最後が「おぼれた」で終わっているのも
かっこわるいものだから、無事帰国のご報告ということで。


手紙はまだ一通も配達できていません。


私は病気治療に専念するために、
日本にいます。




バリでの最後の話を。


結局半月泊まることになった安宿のオーナーやスタッフは
私の病状や旅行のことも理解してくれ、ほんとに毎晩
不安な私の話相手になってくれた。
最後の数日は、スペシャルサービスだと言ってバイクに2ケツで
バリを夜中の2時3時までいろいろと案内してくれた。



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宿のスタッフ達と。




最終日も飛行機のチェックインぎりぎりまで彼らと遊んでいて、
大丈夫かなぁなんて思っていると、
宿から空港へのタクシーはすでに呼んであるという。


宿に帰ると、タクシーはきているけど運転手がいない。
てきとうだなあ。
仕方ないからと、宿の車で行くことになった。



でも、この車はガソリンがないんだと。
どうしようかと困っていると、
傍でスタッフが、1Lにも満たないガソリンを
瓶で買ってきておんぼろ車に入れている。


とりあえず、エンジンがかかって
小道をガタガタ走っていると、別働隊のスタッフがまた瓶で
ガソリンを買ってきていて、道ばたで待っているじゃないか。
感動的な連携プレイ。


日本の軽四ぐらいの車に1ヶ月旅行にしては大仰な私の荷物と
4人が乗り込むと、重くて車はちっともすすまかなったけれど、
くるまはぐるま、くるわばくるえ。
寝ている間に覚えたインドネシア語を全部はき出して、
夜中のバリを駆け抜ける、その道中の陽気なこと。



そういえば、バリの人と接していやな目にあったことは
一度もなかった。



ヌガラの宿にぼろぼろになってたどり着いた時に
ホテルの受付の女の子が馬鹿みたいに明るく笑っていなかったら
私は狂っていたかもしれないし、


失意の中、出会ったしまったトランプカード詐欺師は、
そういうときは寝る前にホットミルクを飲めば眠れると
金も取らずに私を見事に騙してくれたし、


ライフセーバーの水上スキーがくるまえに、
遙か遠くから泳いできてくれ、共に遙か沖に流れてくれた彼が
いなければ、当然私はここにおらず。




そして、日本からも。
多くのメール、コメントありがとうございました。
すぐに助けにきてくれた友人、両親ありがとう。




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世界にはまだまだみたいことがあり、会いたい人がいる



人前では日本は変わらないなぁ、なんてつぶやいてみたけれど、
実は私から見える景色は出発前とはまるでちがってしまっていて。


これからのことは、帰ってから考えます。


気が向いた時に更新します。


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