草をひく

三十一日目。



夜中の大雨で目覚めた以外は、
久々の屋内のおかげで熟睡。
「おーい、作業始めるぞー」と、あぁもう7時か。


池の小島の草を抜く。
どういう風に抜けばいいですか?と聞くと、
「やりたいようにやればいい」と。


f:id:sekaiisshu:20080723085209j:image
                   ↓


f:id:sekaiisshu:20080723085838j:image



やりたいように草を抜くのは案外難しかったけれど、
バラの周りの草は上から抜こうとすると棘が刺さるので
下から探るように抜くんだな、とか
そんなことだけを考えて抜いていると気が楽になった。
土の感触、草のにおいも無条件に心地良かった。


f:id:sekaiisshu:20080722182118j:image
1時間ぐらいで作業を終えて
この善根宿に長居している人達とコーヒーを飲みながら話す。
印象的だったのは
「昨日の夜の大雨、久々で嬉しくなって外にでてシャワーしちまったよ。」
「いや、でもあれはさ、テントの中に乾いた替えの服があるって
 わかっているから嬉しいもんやけど、そうでなかったら雨って
 のはほんとに嫌なもんよ。」


これを聞いて大勢での会話とか
まだちょっと、うまく割り込めなくて言えなかったけれど、
やっぱり実家がこの世のどこかにあるというのは、すごい安心感として
知らず知らずのうちに心のどこかに横たわっているんだろうな、
と思った。旅行者の苦しみなんて大したものではない。


やっぱり僕は母港に舫う小舟。
こうやってわめいていられるのも、
母なる港につながれている安心感あってこそだと思う。


そのあと、土佐清水市街に車で連れて行ってもらったり
昼飯もつくっていただいたり、至れり尽くせりのお接待を受けて
3時頃出発。西日が足摺の山に隠れて歩きやすい。


が、いかんせん時間がなくて日没。
できれば泊まりたくなかったけれど、一昨日泊まった大岐海岸に泊まる。
波音で眠れないのはもう勘弁なので
できるだけ海から離れたところにテントを張った。


この砂浜、ウミガメが産卵する浜で電灯がない。
空を見上げると、サソリ座がきれいに見えた。



本日の歩数
19603歩
トータル
943760歩


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ ← 世界一周は必ずする。
ココロよろこぶキモチつたわるWebマガジン「リアン」
ルーカス監督へ送る、愛知からの巻物
NINJApostmanを応援!


■■■計画協力企業 ※敬称略、順不同■■■
株式会社あわわ
マタタビ
株式会社オージーケーカブト
株式会社モンベル
アズマ産業株式会社
株式会社アルテリア
株式会社モチヅキ
株式会社キャットアイ
株式会社エバニュー
株式会社エイアンドエフ
有限会社トヨクニ
サムライ日本プロジェクト
大法紡績有限会社
有限会社東江物産
株式会社マルイ
株式会社ティムコ
挨拶状ドットコム
モベルコミュニケーションズリミテッド