ベトナム
小舟に乗ってメコンをのぼる。 この国を走って、心底あぁきれいや。と思うのは水田の緑。 と 笠をかぶった女の人。 この小さな国土に8000万の人口。 絶間なく軒を並べる家のすき間から、 パッとなんともいえない 緑色が現れるから余計に劇的に思える。 次は…
メコン川最下流のデルタ地帯を縦断している。 橋がないところは、船にのって対岸に渡る。 前からほんとに自然豊かな国だなあと思ってきたけれど、 ここらへんは格別だ。 縦横無尽に流れる川、水田、椰子の木林。露店に並ぶカニ、貝、果物。 庭先に鈴なりにな…
毎日のようにスコールがやってくるようになりました。 もうそろそろ雨季が始まります。 大都市にいると物欲や劣等感、今は不必要ないろいろに苛まれて 居心地がいいわけではないけど、 安宿街のはずれの長屋地帯でのんびりしています。 自転車は外にほったら…
声を聞いて、大柄な若い人を想像していたけれど、 まったく違いました。 おっしゃるようにとても気さくで話しやすい人でした。 手紙はその場で手であけてくれて。 あぁ あの赤いかっちりした封筒があけられている数秒は時が止まったようでした。 手紙の感想…
今から手紙の受取人に会いに行くのである。
凱旋 ホーチミン。 暑いけれど、風があるのでまだ大丈夫。 午後1時、摂氏50度。 まぁ、5元で買ったこの温度計は+10度ぐらいを表示するので 実際は40度ぐらい。 ベトナム人はホコリと日焼けを防ぐために 月光仮面状態。
毎日、風の吹く方向は同じだ。 東北東、海から陸に向かって強い風が吹く。 真正面からでなくても、風の有る無しはだいぶ速度に影響する。 坂道はきつくても登ったあとに達成感があるからいいのだけれど 風はなあ。どうも好きになれない。 港には波止がない。…
明日から950km先のホーチミンに向かう。 ホーチミンには手紙配達の予定がある。
テーマパークみたいな街、ホイアン。 フエからホイアンまでの間に500mの峠があって そこから半年振りの海が見えた。潮騒、おぉ海や。 やっぱり海は桁違いに大きいなあ。おとろしいなあ。 緑がきれいだ。 買われるのを待つアヒル。
雨で足止めを食らっている。気温は20℃前後に一気に下がった。 フリースを送り返さずに持ってきていてよかった。 どうして、この緯度と標高(海抜0m)でこの寒さなのか見当がつかない。 ベトナムは中国のようでもあり、ラオスのようでもあり どうもつかみど…
同じものを食べても、10000ドン(1US$≒18000ドン) だったり20000ドンだったり、 ガム一個買うにしてもふっかけてくるので面倒くさい。
ベトナムに入った。 はためく赤地に黄色い星の国旗。 国境係官の凍てつくような目つき、 中国の武装警察と一緒やないかと思った。 でも、家々から「ハロー」と声をかけてくれるのは ラオスと一緒。 期待していなかったので余計にうれしくなった。 僕に自転車…