ホーチミン3

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声を聞いて、大柄な若い人を想像していたけれど、
まったく違いました。
おっしゃるようにとても気さくで話しやすい人でした。




手紙はその場で手であけてくれて。
あぁ あの赤いかっちりした封筒があけられている数秒は時が止まったようでした。







手紙の感想を聞くと、
「この手紙の中のリョータは2年前のリョータだね。
 1年前に会ったけど、その時のリョータとも違う。
 今、2年前のリョータに会っているわ。不思議。」





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受取人のリンさんは台湾人。このベトナムに16年も住んでいて
中国語、英語、ベトナム語はパーフェクトで、
それに加えてフランス語、そして日本語も少し使える。



リンさんはホーチミンの中心から30km離れた郊外に
会社を持っていて、代表をしている。
配達先はそこだったのだけれど結局見つからず、
2年前に教えてもらっていた携帯電話にかけてみた。



電話をかけたときは、なにか怖そうな声で
会うのは緊張したけれどまったくの杞憂だった。
小さい体で堂々としていてテキパキ、はっきりとものを言う。
それでいてサバサバとしておらず、人情味のある人だった。
「金曜の夜は、うちのスタッフと楽しみましょう。」
ということで、週末はなにやら楽しいところに連れて行ってくれる。