メアブッシュ
デュッセルドルフ圏全体ではおよそ6000人の日本人が住んでいて
そのほとんどが400社近い日本企業の駐在員とその家族で
リトルトーキョーと呼ばれる、日本人街もそこにはあるらしい。
メアブッシュはデュッセルドルフに程近い街で、
高級そうな住宅が立ち並んでいる。
およそ600人の日本人がこの界隈にすんでいる。
僕の元会社の同期の奥さんから預かった手紙は、
この街に住む幼なじみ奥村さん宛てのもの。
この街に着きそうなのが、ちょうど日本のお盆の頃だったので
駐在員家族なら、その頃に一時帰国しているかもしれないな
と思い、先にオランダベルギーをまわって、
少し時期をずらしてやってきた。
さて夕方、
家の前に着いた。
タバコを一本吸う。
呼鈴を何度か鳴らしてみる。
誰も出ない。
まぁ、そのうち帰ってくるやろ、と
家の前で待つけれど、誰もやってこない。
近所の駐車場に車が帰ってきたので、
その人に奥村さんのことを尋ねると、
「お隣も日本人家族だから、彼に尋ねるといいわよ。」と。
で、その教えられた家のベルを鳴らして
インターホン越しの会話。
僕「すいません、奥村さんが今日帰って来られるかご存知でしょうか?」
隣「え、なぜですか?(なぜそんなことを聞くんですか)」
うわ、そういや、この質問は空き巣みたいで怪しい。
僕「あぁ、自分は奥村さんの友人の友人で、なんたらかんたら。」
埒が明かないな、といった様子で表に出てきてくれる。
隣「あ、ではそのお手紙預かっておきましょうか?」
僕「あ、いや、できたら直接手渡したいなぁ、と。」
隣「はぁ…。」
どうも、かみ合わない話。
でも、いや、まともなのはあっちの方で、
確実におかしいのは僕の方なんだな。
今の自分の風貌も怪しげだもんな。
そういや、
街の日本食屋に貼られていた日本語のポスターを見て、
そんなコミュニティが、この街のどこに隠れているんだろうと思った。
どうにも僕の世界とは交わらない、
別の道理で動く世界がこの街には存在しているらしい。
僕「じゃあ、明日もう一度訪ねてみます。」
隣「明日もいらっしゃらないと思いますけど。」
ふぅ
なんか寂しいな。
ここで日本人に会える事は僕にとっては普通なことではないんだけどな。
ヨーロッパのいつものきれいな夕暮れを見ながら
ライン川沿いのキャンプサイトに急いでいると
着陸のために高度を下げる飛行機のライトが見えた。
4機がとても近い間隔で数珠繋ぎになって。
次の日、もう一度家を訪ねたけれど
誰もいなかった。
で、お隣さんに手紙を預けて街を出た。
後から奥村さんが一時帰国中だったことがわかった。
まぁ仕方ない。
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