クタイシ
なにげなく雰囲気が悪そうだなと思っていたところでも
実際に自転車を降りて、なにか菓子でも買って座り
その場にとけこんでみると
案外いい土地なんだなって思うことがよくある。
グルジア語の11〜20までの数字を教えてくれた少年。
トルコでネット検索で10までの数字と簡単な単語だけは
メモしてきていたのだけれど。
ペットボトルが空だとわかると水を入れてきてくれる。
東に向かって走る。
まともに東進するなんて初めてのことやないだろうか。
今までやたらと南北の移動が多かったので、
太陽の位置が不思議。
途中立ち寄ったレストランでグルジア名物「ヒンカリ」。
拳ほどの大きさ。
餃子みたいな絵を指差して、注文。アジアだ。
何も知らずフォークで食べているとグチャグチャになってきた。
あわてて店員がやってきて
「手でこうやって食べるんだ!」と。
まず、皮に小さな穴をあけて中の肉汁を吸い、
そのあと具と皮を食べる。あの皮がつぼみ状になっているところは
食べないでいいんだと。ふーん。
これでいいんか。たぶん食べ方超へたくそだ。
で、ウィスキーを飲まされる。
グルジアは酒が安い。
ワインは特に安くて、300円程度でボトルのが買える。
ビールも安い、でもこれは酒扱いじゃないのか、
トラックの運転手が道端の店で買って戻ってきている。
勘弁してほしい。
グルジア第2の都市、クタイシ市を抜けると
また山道が始まる。
日が暮れたので、森の前の商店の敷地にテントを
張らせてもらう。
イワシをつまみつつ、ビール飲んでテントに入ったら
すぐに眠たくなった。
寝ていると近所の男がやってくる。
ああ、眠気の第一波を逃すと眠れなくなるのに。
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