ポチ

70km北のポチに向かう。
グルジアはキリスト教の国。
こういう十字架が道路によく建てられている。
もう酒も豚もOK。

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美女は都会にしかいないらしく、
見当たるのは重力のなすがまま横に広がったような女性や
釣り人や牧童ばかり。
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ポチは3年前の戦争でロシアに侵攻された港町、軍港。
3年前、グルジアはロシアとグルジア内の南オセチアという地域を巡って
戦ったけれど、首都トビリシ近郊までロシア軍の侵攻をうけて
あえなく5日間でグルジアは敗戦した。
港には銃撃の後がまだ残り、見てはないけれど沈んだ軍艦が
港には残っているんだと。


ここから北に数10km行くと、そこはグルジアだけど
グルジアから独立を宣言しているアブハジア自治政府の領内。
大相撲の黒海はこの自治政府の首都スフミ出身。
まぁとにかく、ここらは少数民族がモザイク状に住んでいて、
アルメニアの横にアゼルバイジャンの飛び地があったり、
アゼルバイジャンの中にアルメニアしか認めていない
アルメニア人国家があったり、
日本の地図には現れない面倒な国境線がそこかしこにある。



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ポチに着くと、立派すぎるホテルしかなく、
そこは100ラリ(=5000円)とバカ高かったので、
近くの松林に引き返そうとしていたら、
「あの家に泊まれるよ」と、ここじゃ珍しい英語を話すおじいさん。
ここはまだトルコから100kmも離れていないので、
トルコ語がよく通じるし、でも基本はグルジア語とロシア語。
どちらも僕は全くわからない。


で、普通の民家に案内されるとおばあさんがでてきて、
1泊25ラリで交渉成立。
宿が少ないこの旧ロシア圏では、こうやって民泊するスタイルが
旅行者の間では一般的。


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おばあさんと孫。昔はさぞおきれいだったことでしょう。


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