ディヤルバクル
募金呼びかけを書くための板を買おうと、
シャンルウルファの街を歩いていたら、
トルコ人「何を探しているんだい?」
ということで、
2時間後にはシール張りの立派過ぎるボードが
僕の手元にある。お代は受け取ってくれなかった。
ありがとう。
翌日、走行を開始する。
なんか照れくさい。
車がプッとクラクションを鳴らして追い抜いていく。
いつもはうっとおしいけれど、今はなんか気持ちいい。
郊外はなーんもない草原。
ゆるい上り下りを繰り返していたらまた
膝が痛くなってきた。
どこかで本格的に休まないとだめかもしれん。
翌々日、朝から膝が痛くなる予感。
20km走ったところで止まっていると
「ディヤルバクルまで行くので、乗りなさい。」
とトラックのおっちゃん。
いつもは車から絶景を目にしたら後悔するので
断るけれど今日ばかりはお世話になることにした。
ああ、車は速い。1時間もしないうちにディヤルバクルについた。
大都会。
信号待ちをしていたら、ボードめがけて
自転車に集まってくる人達。
その中の一人が英語が話せて。
「トルコはファシストの国だ。ブシュー。
ここはクルドの街だからトルコなんて知らない。」って。
ブシューってのは、口から息を吹き出して
手をサッと横にふるジェスチャー。
アラブなら「終わり」とかの意味で使ってたように思うけど。
トルコにありがとうと書いたボード見ても何も思わないんだろうな。
ディヤルバクルはトルコ内のクルド人の中心都市で
住民の多くがクルド人。
うまくいかないもんだ
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