ラススドゥル

f:id:sekaiisshu:20110120144411j:image
スエズ運河入り口。


南のスエズ湾には
順番待ちの大型船がいくつも停泊している。


ここに対岸への渡し舟があると
なぜか思い込んでいたのだけれど、


「ここはミリタリーエリアだから、無いよ。
北に15kmほど行くとトンネルがあるから
そこを通るしかないよ。」


と思わぬ答えが返ってくる。
トンネルで運河をくぐるんか。へー。


北向きの道は辛い。
このところずっと北東の風で、向かい風になるから。


トンネルにつく。
自転車通行禁止で係官に止められる。
警察が適当な車を見つけて荷台に載せるよう
手配してくれる。


スエズを渡って、さあユーラシア大陸に戻ってきた。
広がる砂漠。


1、2km先に
遠くに大きな建物があるなと思っていたら
それがスエズ運河を南下する船だった。
音も立てず砂漠の中を動く船。


後ろをみると、1、2kmほどの等間隔で大きな船が連なっている。
f:id:sekaiisshu:20110120194328j:image


自転車とおなじぐらいのスピードで進む船。


何ノットかはわからないけれど、
年取っても忘れないやろう、
スエズをよく船は自転車と同じ速さだということ。


格闘技の美濃輪育久が上を飛ぶ飛行機を追いかけて
トレーニングしていたのを思い出す。


運河が終わると
紅海を挟んで対岸が見える。


ホテルは高い。
値切っても80ポンド(1200円)にしかならない。


浜にテントを張る。
音に敏感になる。


夜は波音が浜にどんどんせまってくるようで怖い。
やっぱ夜はすべてが恐怖の対象になる。
f:id:sekaiisshu:20110120214954j:image


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村←横のバナーを押すと、ランキングがあがります&見えます。