カラワン

ムスリムが断食をするラマダン入りをしている。


日中、たいていのレストランは閉じていて
仕方なくコンビニでパンを買ったけど
力でねーなー。


営業している店も陳列棚にカーテンをして
外から食べ物が見えないようムスリムに配慮している。



ジャカルタまであと70km、カラワン市。
郊外の工業団地の中に今回の配達先はある。


住所を頼りに、人に聞きつつ進む。
この道でほんとにあっているんやろうか。
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それらしいところについたけれど、
とてつもなく広い。


ウロウロしていたら、団地のセキュリティにつかまって
「何をしているんだ?」
郵便配達だ。
「なんで自転車に乗っているんだ?」
好きだからだ。
「どこにいくんだ?」
N地区の工場だ。
「名前は?」
「パスポートは?」
「どこから来たんだ?」
「...」
「何をしているんだ?」
ああ、インドネシア人にはきっと理解できない
僕の行動。



長々と尋問されたけれど、そのあとで目的地の
工場まで先導してくれたのは有難かった。



あて先は、インドネシアでバイク部品の工場を経営している
フジタさん。大学の後輩からの手紙だ。


よく来れたねぇ、と食事をごちそう(日本の米はおいしい)
&工場を案内してくれた。
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そして、今はジャカルタ
高級住宅街にある
フジタさん宅に居候させてもらっている。
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