ナムシェ
夕方に偶然ゲストハウスを見つけた。
一泊30000KIP、安いのか高いのかよくわからない。
すぐ脇を川が流れていて、皆が水浴びや洗濯をしている。
洗面用具の入ったかごを片手に、連れ添って川へ向かうラオス人。
まるで銭湯にいくみたいじゃないか、と見ていて楽しかった。
日本の川は遊泳禁止で、遊んではいけないところの代名詞。
もう日々の生活とこれっぽちも関係ないのだけれど、
はて、
「終業式のころに机をかついで川へ洗いに行ったんじょ。」
と母が言っていたのを思い出した。
夕涼みというには、まだ少し肌寒い標高700m。
少し感傷的になるのは、川ってものの作用だと思う。
ラオス初日。ゲストハウスは高床式。
向かいの部屋に現地の人がチェックインした。
夜中に彼女となにやらなさっているようで
建物全体が地震のように揺れる。