ウドムサイ

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そういえばタバコをふかしながら、イミグレを通過した。
ずいぶんゆるい国境だった。



中国から80km。
何が変わったって、人々の態度が。
自転車で村に入ると、丘の上や家の軒先から手を振りながら
ハローとか、サバイディー(こんにちは)って声をかけてくれる。


出会った欧米人サイクリストいわく、
中国(地獄)→ラオス(天国)→ベトナム(地獄)
カンボジア(天国)→タイ(地獄)らしいのだけれど、
たしかに微笑む温和な人々を接すると、バリアを脱ぎ捨てて
べたーっとこの地に身を委ねたくなる。
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走る僕にハエもチョウチョウもぶつかってくるし、
ああなんてイノセントなんだと、夢心地だったのに。


銀行ATMでラオス通貨(KIP)が引き出せず、
それなのに後でWEBで入出金明細を確認すると
きっちり出金されていて、一気に目が覚めた。



銀行に連絡したけれど、コールセンターは土日休み。
そんなコールセンター意味ないだろう。しっかりしてくれよ。
月曜銀行が開くまで待つしかない。


こういう困ったときは中国人が頼りになる。
多くのバイク屋や車修理の店は中国人が経営していて、
中国語で看板を出しているからすぐわかる。


どこでもタバコを片手に、気兼ねなく話せる中国人。
そこそこ中国語が話せるようになっていたおかげで
電話を貸してくれたり、相談に乗ってくれたり
とても親切だ。


東南アジアは華僑が多い。
先に中国を旅行していて良かった、と今は思う。