ジュンコウセン

二十三日目。


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熟睡。


昨日頑張りすぎたのか
足裏にマメを発見。
できたら最後、まぁゆっくり歩くか。


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36番青龍寺


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横綱朝青龍のしこ名はこのお寺から。
近くには朝青龍の母校明徳義塾


36番から37番に向かうにはルートが二つあって。
外海沿いを通るのと浦の内湾という内海を通るルート。
波がドーン、バーンの外海はもう飽きたので
内海を通ってみたくなった。


汗をボタボタおとして歩いていると
夕刊を配達しているおばちゃんが
「今日はどこで泊まるの?」
「まぁ、行けるところまで行こうと思ってるんですが」
と答えると。


「それなら、この先10分行ったところに
ジュンコウセンマチゴヤがあるからそこに泊まりなさい。」
「あとでご飯持って行ってあげる。」
ってもっと土佐弁なまりがきつくて
ジュンコウセンマチゴヤって何ですか?と聞いても
よくわからない言葉が返ってくる。


しばらく歩いても、ウサギ小屋とかゴミ捨てボックスはあっても
僕の体が入りそうな建物がなく、
向こうからやってくる小学生に
ジュンコウセンマチゴヤってどこかな?と聞けば
「あれに見えちゅうです。」
かわいいな〜土佐弁。


巡航船。
ここの小学校は湾の対岸も校区になっていて
毎日、この巡航船に乗って登下校しているらしい。


小屋で日暮を待っていると
先生と子供たちがなぞなぞをしながら歩いてくる。


唐突に
「空の上にあるものなーんだ?」と僕に問うてくる子供に
「こら!いきなり人に聞くやつがあるか。」と先生が笑いながら。


巡航船を待ちながら
男の子は飽きもせずにずっとなぞなぞのかけ合いを。
女の子はド、ソラソ♪ド、ソラソ♪と鍵盤ハーモニカを吹いていて。


その光景が静かな浦の内湾と
これがもう、ほんとにぴったりと合って
まるで童話の世界にいるようで。


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巡航船を待つ子どもたち。


穏やか。


ふと、さっきのなぞなぞの答えがわかった。
慣れた様子で巡航船に乗り込む子供を見送った先生に
「さっきの答えはソラ♪の上だからシ♪ですね」
というと、
後で校長先生だとわかったその人も喜んでくださって、
ここの小学校のことや先生の思いを話していただいて。
「明日うちの小学校の前を通られる時に、
夏休みの自由研究として子供たちがお遍路さんに質問を
してある箱があるので見てやってください。」
と。
明日が楽しみ。


テントを張っていると
さっきのおばちゃんがご飯を持ってきてくれた。


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豪快。おいしかった〜


お礼のお札を、というと、いらん!と。


目に焼き付く光景だった。
浦の内湾、巡航船。
かけがえのない思い出になるだろうな
ここまで歩いてきてよかったと初めて思え、嬉しかった。
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本日の歩数
26999歩
トータル
708455歩


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