高野山へ(その6)

10時起床。久々にぐっすり寝られた。
「ものすごいイビキやったで。」と言われ、恐縮。


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ご飯をごちそうになり、自家製のパンもいただく。


11時頃、高野山に向けて出発。
昨日は眠たくて話せなかったことを道中、話す。


自分の計画のこと、
バリでのこと、
よく聞いてもらえた。


高野山に着くと、彼の案内で
壇上伽藍、金剛峯寺高野山の見所をまわり、
彼から仏像や空海にまつわる話を聞く。
四宮君が歩いてきたのが胎蔵界曼荼羅
で、こっから先が金剛界曼荼羅
みたいな話。


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高野山風景


なんで私と1歳しかかわらない彼が
どうしてこんなに仏教に造詣が深いのか、
と思えるほど半端ではない知識だった。
彼は西国三十三カ所巡りをしている、とのこと。
那智勝浦からはじまり、西は岡山、東は岐阜と
札所こそ少ないけれど、その距離は八十八カ所巡りの比ではない。


大師教会というところで、
授戒(遍路で守らなければならない菩薩十善戒を授けてもらえる)
をうけられるときき、さっそく予約をいれると、
彼の顔なじみのお坊さんがいたり。
ほんと、僕の横にいる彼は何者なんだろう。


受戒は暗い部屋に通され、30分間外から鍵がかけられ、出ることは許されない。
こちらからは顔の見えない壇上から、阿じゃりと呼ばれる高僧から授けられた。


不殺生・不偸盗・不邪淫・不盲語・不綺語
不悪口・不両舌・不慳貪・不瞋恚・不邪見


あぁ彼に話したことの中にも嘘があるな、と思いながら
それを聞く。


帰りは和歌山港からフェリーの予定だったが、
たぶん電車では間に合わないと和歌山駅まで
車で送ってくれた。なんという人だろう。
恩を返せそうもないと思っていると、
「俺がしたようなことを四宮君が誰かにしてあげれば、それで満足」と。
なかなか、いえる言葉ではないと思う。


徳島港からの帰り際にもしやと思いブックオフに寄ると、
彼が薦めてくれた司馬遼太郎『空海の風景』上・下巻が置いてあった。
四国遍路というものに何か縁を感じ、ひよわな志もいくらか強くなり、
それが怖くもあり。


かくして僕のお遍路予行演習は無事に終わった。






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