テストツーリング2日目その2
疾走、伊賀の里。
10：00
JR関西線沿いに伊賀市を横断する。
途中、あまりの陽気に眠たくなり駅のひだまりで眠る。
ウトウトして起きて漕ぎだしたら、
後ろからきた自転車旅行者に追い越されて二度と追いつけなかった。
うさぎとかめ、みたい。
伊賀は盆地。盆地ということは出るときはまた上りがあり、
当然と言えば当然。でも、なんでこのしんどい道を選んだんだろ、あれ？
伊賀上野、別に立ち寄るところもないけど。
忍者文化へのオマージュってことにするか。
この先ひたっすら上り。
トラックがまたあらわれる、でも昼間なので昨日ほど怖くない。
15：00
京都府にはいる。
木津川沿いを走る。
きれい。
上ったり、下ったり。どうせ上るなら、下りはいらねぇよ。
すこし膝が痛くなる。
ここで体を壊しては元も子もないってことで
やまあいの郵便局からゆうパック一箱分実家に送る。
でも、あんまり変わらない。
飲みかけの焼酎の瓶とかここまで運んだ自分はえらいというかアホや。
19：00
京田辺市
また暗くなったけれど、市街地なので気楽。
尻が痛いので、ハンドル位置下げる。少しましになるが、
今度は腕と首がだるくなる。ふぅ。
国道207号に合流。あとはまっすぐいけば、大阪だ。
大阪まで40kmの標識に感激しつつ、まだまだあるのでがっかりもする。
いきなり、残り10kmとかなら喜べるんだけど。車用につくりやがって。
20：00
207号線、市街地の国道だからと気楽に考えていたらとんでもなかった。
なんか、昨日の加太越えを思わせる坂が続く。
おまけに街灯なし。路傍の木が人影に見える。
歩道橋の上の看板が、飛び降り前の親子に見える。
あげくに、霊園の案内看板が。紫色に光っている。ほんと勘弁してください。
必死でこいで、大阪府枚方市にはいる。
枚方着の証拠にもなんにもならない、写真。疲れていた。
21：00
淀川にかかる枚方大橋をこえて、高槻市へ。
今日の目的地の茨木市へはもうひといき。
が、膝が限界。ここからは下り坂以外は自転車を押して歩く。
これじゃリアカーマンだよ。と
今日の泊まり先へは22：30頃にはつくと連絡しておいたので心配してるかな、と
思いつつも、ひたすら歩く。
00：30
茨木市の泊まり先に着。
部屋をノックすると青ざめた顔で「今、警察に電話していたところです」と。
ごめんよ、後輩。
酒飲んで、飯をごちそうになって少し話したら
28時間ぶりに落ち着く。
泥のように眠る。
無理は禁物。
必死すぎて考え事もできないし、一夜にして満身創痍。
でも、限界がどのへんにあるかがわかった。
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