カサマ

道端でパンク修理していると、
少女達が、
じわじわと近づいて来て、
ついに意を決して話しかけてきた。


「中国語が読めますか?」
「携帯電話の言語設定を英語にして欲しいの。」
とボロボロの携帯を見せてくる。


道端でマンゴー売ってる少女まで持てる中国携帯。
なんか日本の携帯会社って何やってんやろ。
そういやsimフリーになったんやっけ。


16和音がなんたらいってた頃からおかしなことになってった気がするな。
なんかもういろいろと「もうそういうのはいいんですよ。」
ってかんじの母国。


ウガンダの孤児院ニュートピアでは、
最初に「何が得意ですか?」
「楽器ができるとか、大工仕事とか、絵がかけるとか?」
と聞かれ、たじろいだ。


考えてみたけれど、そこで役立ちそうな特技は何もなく。
仕方なく、図工はずっと5だったので、
得意なこと「細かい工作」と自己紹介欄に書いた。


なんか知らんけど、昔の人って何でもできる。
二人の祖父も自分で小屋を建てられたし、
畑で野菜や果物をつくっていた。
別にそういう仕事をしていたわけでもないのに。
あれはなんなんだろう。


アフリカで
人気のない道、日陰が欲しくて無人の小屋におじゃまし、
ふと、梁が器用に組まれているのをみたりすると、
ほんま、生きる力って何やろうなと思う。


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(木組みのスケーター)



帰国日が近づいているので、
帰ってからのことを考えているのだけど、


人間が生きられる水準を50点ぐらいとしたら、もう日本は95点ぐらいで
残りの5点を取るために、人は動いているんじゃないかと思うわけで。
単純にいえば、
テレビはもうこれ以上薄くならなくてもいいし、
飯もまずくていいんじゃないかと、
そんな例は山ほど浮かぶわけだけど。



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