オモラテ - 自転車世界一周配達日誌archives

(早朝ボートに乗ってオモ川をわたる)

何の決断もない生活はただ噂とかそういうくだらないものの中で生きて
自らも噂を発しているようなもので。

命にかかわる自分の決断をしてはじめて、
やっとひとつ頼りになる足場を作ることができる。

[決断]の瞬間こそが一番注目すべきときで、
その後の頑張るとか泣きわめくとかはどうでもいいことかもしれない。

そして、案外[決断]のその瞬間というのは
人が想像するほどドラマティックなものではなくて、
あっちにいくかこっちにいくか
ただわずかな傾きによって決まってしまうものだった。

でも僕はたしかに、決断したのであって、
エチオピア-ケニア国境(非公式)のトルカナ湖岸
砂漠の無人地帯にこれから入る。

昼頃、気温は48度を超え、たよりにしていた車の轍もなくなった。

にほんブログ村←横のバナーを押すと、ランキングがあがります＆見えます。