パリ - 自転車世界一周配達日誌archives

丘が続く思い描いていたとおりのフランスの田舎。
が、
ドイツのライン川沿いを離れて以降、雨ばっかりで。

着るものが濡れて全滅したのは、2年走ってこれが始めて。
東南アジアの雨季を3カ月走ったけれど、
あれはスコールが1、2時間ほどバーっとくるだけで、
安宿で停滞も出来たし、問題なかった。

今はずーっと降り続けて、その上キャンプ生活なので、
仕方ないから、小雨の中を走りながら自分の体温で乾かす。
乾いたな〜と思っていたら、また本格的な雨。ふぅ
そんな日中。

それにしても、体は不思議だ。
走りながら、カッパと体はベタとくっつき、
乾いた部分はもうどこにもなくて、
皮膚は冷たくなっているのに、
体の芯にははっきりと熱を感じる。

この熱の源はなんなんやろうなぁ。
食べ物か。水とパン食って、それが熱に変わるんか。
いんや
なんも食べなくても、きっと熱い、この体の芯は。
この熱さの源はなんなんやろうな。

これならどこだって行けそうだなぁと
やっぱ余裕のヨーロッパ。
でも雨はイヤ。

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