アンマン
朝テントの中でメシをたべていると、
軍隊が来て、早く撤収しろという。
死海はイスラエルとの国境でもあるので、警備が厳重。
急いで撤収すると、
ちょっと来い、と軍隊に連れて行かれる。
「どこから来た?」
「日本から。」
「昨日は雨に濡れたか?」
「防水テントだから大丈夫。」
「行ってよし。」
なんや、話したいだけか。
調子狂うなあ。
楽しみにしていた死海。
泳いでいる間の荷物が心配やし、
泳いだ後のシャワーも欲しかったので、
高級ホテルのビーチに
20ヨルダンディナール(=2500円)払って入場した。
お金は使うときには使わないとな。
で、死海で泳ぐ。
おお、寒い。
歩いて入っていくと別になんとも無いけど
腰まで水がきたところで、足を上げてみると
ああ、これか。
足がプカっと浮く。
泳いだ後は、アンマンに向けて走り出す。
標高−400mから750mのアンマンへずっと登り。
ああ、きつい。
登ったところは、茶色い枯れ谷ばかりの南部と違って
トルコかギリシアか緑と白い岩の対比がきれいな風景。
どこが境界やったんやろうか。
いつの間に変わったんやろうな。
アンマン市内が見えてきたころに
国道が突然高速道路みたいになる。
途上国の首都でこういうのは多い。
道路のつくりが自転車の走行を考えていないので、
ビュンビュン飛ばす車が途切れず、右側通行のヨルダンでは
左折したくても左折できない。
市街地に入って一番初めに道を聞いた人が悪かったのか、
なんやら辺鄙なところを走っていて、標高も1000mをこえている。
登り過ぎ。
目標にしていたホテルまでの道をもう一度人に聞くと
「ああ、なんてこった」と頭をおさえる。
「全然、違う方向だ。」と。
何人かに道を聞きながら、坂登ったり降りたり、
で結局宿に着いたのが夜9時。
足の筋を痛めていそうな気がするので
しばらく休養する。
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