クウェイラ

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港町アカバを出る。


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ゆっくりと坂を登っていく。
路上には
ベドウィンが売る、トマトとジャガイモ。
こんな砂漠だけの土地のどこで作っているんやろうか。


夕方標高1,000m、寒くなってきた。
10℃を切っている。
数100km南のダハブで泳いでいたのに。


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小さな茶屋のとなりにテントを張らせてもらう。


「アイム フロメヤマン。」
と茶屋の彼は言う。
フロメヤマンという名前かと思って
アラビア辞書をひきながらあれこれ話をしていたけど、
途中で「フロメヤマン」は「フロム イエメン。」と
言っているのに気づいて、
イエメン人が腰に下げているという短刀をジェスチャーすると
それはそれは喜んでくれた。
今日は安心して眠れると思った。


お母さんはヨルダン人、親父さんがイエメン人で
この茶屋で働いて2年になるんだと。
ラマダンのときだけイエメンに帰るんだと。
この数日でヨルダンに出稼ぎに来ているエジプト人にも
多く会ったし、そうかヨルダンて中東でそういう国なんか。


お茶もコーヒーもタダにしてくれて、
テントに近づく客を追い払ってくれる。
日本人に興味津々だろうに
深夜、店を閉めるまでそっとしておいてくれた。
寝る前にジュースをくれて、
「ハウマッチ、ノー!」という。



「フロメヤマン、嘘つかない。」
「フロメヤマン、安全。」
だと。



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翌朝、強い朝日を見ながら。フロメヤマン。
茶色い目。



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