アカバ

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ダハブ80km北のヌエイバまで自走して
高速ボートで隣国ヨルダンの港町アカバに来た。


同乗の外国人はシャルムエルシェイク経由で
カイロから逃げてきた人達だった。


ダハブは特に危険やなかった。
インターネットがシャットダウンされ、
ようやく事の異常さに気づいた。



ダハブの話。
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昼間、宿のテレビでデモを見ているのは
外国人の僕一人だけ。


「番組を変えてもいいか?」
と宿のスタッフは言う。


ス「もうデモは終わったから大丈夫。」
なにが大丈夫だっていうんだろう、
自分の国が独裁政治から開放されるかどうかの
瀬戸際だていうのに。
彼らは夜から始まる
サッカーの日本VSオーストラリアのほうが大事だっていう。


外人の僕が感じるのもおかしいけれど、
エジプト人の政治へのあきらめ感はこれほどまでかと
失望してしまう。


そのくせ
映画やテレビに影響されて、
ヒーローぶりたい、かっこつけたい性格で
思ったとおり扇動されやすい。


独裁が終わったとしても、
水タバコに興じるおっちゃんと
サッカーと欧米への憧れだけの浅はかな若者だらけで
どんな国になっていくんやろうか。


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能天気なダハブから80km北へ。
港町ヌエイバに着くと、人はカイロの模様を放送する
テレビに釘付けだった。

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ダハブが異常なだけだったみたい。
ああ、こうじゃないと。なんかホッとする。


船の待合室で一緒になったシリア人が
「シリアは安全、問題ないよ。」という。
エジプト人も同じことを数週間前に言ってたんよなあ。


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