騰沖
ここで年を越そうと思う。騰沖というところに滞在している。
町はずれの和順という古い街にユースホステルがあって、
そこに泊まっている。
中国は旧正月の方を大切にするので、師走の慌ただしさみたいな
ものは特に感じられない。3日間の滞在で、街の人と顔見知りに
なるぐらいの小さな街。
ここは北京よりヤンゴンやバンコクの方が近い。
土産物屋ではミャンマー紙幣が売られているし(買ってしまった)、
街で買ったライターはタイ製品だった。
ここにくるのを楽しみにしていたけれど、
立ち止まってみると実は何もないんだなあ、と思う。
宿に6時について、翌朝の9時に走り出す日々は
なにか足りないようで、満ち足りているのかもな。
自転車に乗っていない時間を大切にしなくては、と
君が言ったのでいろいろ考えてみたのだけれど。