部員に話す

会議室は朝イチの喧騒とは無縁の静けさで。部会は淡々と事務的で。
その場とはあまりに不釣合いな私の計画を話す気にはなれず、ただ謝った。


会が終わった後しばらくして、部の先輩がメール送っといたよ、と言う。
優しい内容だった。


私と部員の間にはどうしようもない一枚の膜ができたはずなのだけれど、
その後は普段どおりに皆に電話を取り次ぎ、メールをやり取りし、話もした。
皆優しい。