終電


今日も終電。もう、どうしてこうも毎日毎日遅いのだろう。
じっくり、自転車旅について考えてみたいのに。


案外がら空きの地下鉄東山線終電。
終電に乗っている人達は、様々に皆特別な理由がありそうな感じがしてよい。
終電に乗る人って、確信犯。案外、すべりこみセーフで入ってくる人は少ない。


「今日は終電の日」とか「いつも終電に合わせてしごとが終わる」とか
「彼を名鉄電車のホームで見送って、地下鉄に歩いて向かうとちょうど終電」とか
もう、わかっている人達。


一方で、終電一つ前の電車はそんな趣のある終電に心惹かれない人が
酒臭く、ショップのでかいキラキラ紙袋をぶらさげて
ぐちゃぐちゃ猥雑に、入ってくる。


でもどっちが好きかといえば、座って人を観察できるなら終電一つ前がいいな。
吉本新喜劇みたいで。