母からの手紙2


以前、母からの手紙についての想いを記した。


しばらく経って、母が言いたいのはああいうことではなく
もっと単純なのかもしれないと思いはじめた。


ただ、生きていてくれさえすればいい
それだけなのだろうと。


会社の先輩にこの話をすると、
「俺が前の会社を辞める時、母親がまいってしまって訪問販売にはまりそうになった。
それぐらい親は子供の人生が気になって仕方がないんだよ。」と。


子供は案外、ちゃんとわかっていて考えているのですよ、と
うまく言えないが、そのようなことを出発前にはちゃんと伝えたいと思う。