徳島

f:id:sekaiisshu:20120418122546j:image
大阪でも集まってもらって飲んで、
和歌山港からフェリーに乗り、
f:id:sekaiisshu:20120418122545j:image
22時に徳島の実家に着いた。
ずっと旅の気分のまま、
最後の最後まで自転車で走ってゴールしたかったので、
日本を走った。
無事に着けてよかった。


しばらくしてから
いろいろなことがまとまってくるんやろうけど、


とりあえず、
おつかれ自分。


自転車世界一周配達日誌 終了。


■■■■■■計画協力企業■■■■■■
株式会社オージーケーカブト株式会社モンベルアズマ産業株式会社株式会社アルテリア株式会社モチヅキ株式会社キャットアイ株式会社エバニュー株式会社エイアンドエフ有限会社トヨクニサムライ日本プロジェクト大法紡績有限会社有限会社東江物産株式会社マルイ株式会社ティムコ挨拶状ドットコムモベルコミュニケーションズリミテッド

名古屋

f:id:sekaiisshu:20120414012046j:image

僕にとって、すべての始まりの地である名古屋で
再び会社の皆さんと飲むことは
もう一つの夢でした。


来てくれてありがとう。
f:id:sekaiisshu:20120414011526j:image

■■■■■■計画協力企業■■■■■■ ★株式会社オージーケーカブト株式会社モンベルアズマ産業株式会社株式会社アルテリア株式会社モチヅキ株式会社キャットアイ株式会社エバニュー株式会社エイアンドエフ有限会社トヨクニサムライ日本プロジェクト大法紡績有限会社有限会社東江物産株式会社マルイ株式会社ティムコ挨拶状ドットコムモベルコミュニケーションズリミテッド

岡崎

f:id:sekaiisshu:20120413160200j:image
各地の桜を見つつ、お世話になった人に会いつつ、
家へ向かっている。


いい季節だ。


「なにぃ〜この自転車ー!」
通学途中の子供達が目を輝かす。
他の国の子供達もそんなこと言ってたのかもなぁ。
とか思う。


f:id:sekaiisshu:20120413160156j:image
4年ぶりに会った同期。
家に泊めさせてもらった。
楽しかったねー。


■■■■■■計画協力企業■■■■■■
株式会社オージーケーカブト株式会社モンベルアズマ産業株式会社株式会社アルテリア株式会社モチヅキ株式会社キャットアイ株式会社エバニュー株式会社エイアンドエフ有限会社トヨクニサムライ日本プロジェクト大法紡績有限会社有限会社東江物産株式会社マルイ株式会社ティムコ挨拶状ドットコムモベルコミュニケーションズリミテッド

東京

帰国しました。
東海道通って実家の徳島に帰っているところ。

f:id:sekaiisshu:20120411002709j:image
東京、上野公園。
夜桜を見ながら、友人達に再会できた。
皆、来てくれてありがとう。

f:id:sekaiisshu:20120411002708j:image
ついこの前に預かった、
南アのジョルジーナさん、ドリスさんから
コーイチさん宛ての手紙を渡すこともできた。



■■■■■■計画協力企業■■■■■■
株式会社オージーケーカブト株式会社モンベルアズマ産業株式会社株式会社アルテリア株式会社モチヅキ株式会社キャットアイ株式会社エバニュー株式会社エイアンドエフ有限会社トヨクニサムライ日本プロジェクト大法紡績有限会社有限会社東江物産株式会社マルイ株式会社ティムコ挨拶状ドットコムモベルコミュニケーションズリミテッド

プレトリア


まったく予想していなかったことだけれど、
南アフリカの黒人は暗い。


ボツワナから国境を越え、道端で車を待っているらしい
老女にハローと声をかけたけれど、返事が返ってこなかった。
ザンビアボツワナなら老人は誰でも顔をクシャクシャにして
微笑んで返事をくれるのに。


次に会った、若い男も同様。
20歳手前ぐらいの男なんてどこの国でもうっとおしいぐらいに
元気があるのに。異様。


プレトリアまで150km、マーブルホールという小さな町で、
宿を探していると、バイクに乗った白人がどこに行きたいんだ?と
先導して宿に連れて行ってくれた。
見るからに高そうな宿だったので、
「もう少し安そうなところを知らないですか?」
というと、
「この辺りの宿はだいたい同じ値段だけど、町の中心には
安い宿があるよ。でも、黒人が多いからなぁ、荷物が大事なら
こっちがいい。」
とのこと。


あからさまやなあ、
この半年、黒人ばっかりの国を旅行してきている僕に
なんてことを。


でも、ここの黒人達がよその国とは違うのは明らかで
なんか暗くて近寄りがたい。猜疑心が強いんだろうか。
つい20年前まで虐げられてきた人たちだからなあ。



リンポポ州はとくに黒人居住率が高くて97%が黒人
というのもあるけれど、
疲れていて、誰とも話したくないオーラを出しているのに
話しかけてくるのは黒人。
「チュンチャンチョン!」とアジア人を
馬鹿にしてくるのは、決まって黒人。
自転車が避けるもんだろう、と突進してくる
危なっかしい車のドライバーを見ると必ず黒人。
でも、道路を歩いているのも黒人。
レストランに入って、スーパーに入って、
会話するのも道を聞いて教えてくれるのもいつも黒人。
避けていたらやっていけない。


そして、白人達はどうかというと、
数字の上では2%いるはずなのに、全く会わない。
有刺鉄線で囲まれた安全な場所から
別の有刺鉄線で囲まれた安全な場所に車で安全に移動し、
自転車旅行者の前にはなかなか姿を現さない。
そういう印象。

f:id:sekaiisshu:20120403000112j:image
(治安の悪い地域のファーストフード店、
店もカウンターも鉄格子で囲われている。)


ある日、
黒人の女の人と握手をした後で、その人がなにか叫んだので
近くにいた青年に「今の女の人がなんて言ったか訳して」というと、
「私、白人にさわっちゃったーって言ってたよ。」
だった。


ケープタウンとか行くと違うかもしれないけれど、
少なくともこの辺りは、相互不信な雰囲気があり、
不用意に馴れ馴れしく道を聞いたりすると、
何だこの非黒人、みたいな目で見る人もいる。


プレトリアにきて、小学校で黒人、白人の子供が一緒に
遊んでいるのをみて、なんかホッとした。


■■■■■■計画協力企業■■■■■■
株式会社オージーケーカブト株式会社モンベルアズマ産業株式会社
株式会社アルテリア株式会社モチヅキ株式会社キャットアイ
株式会社エバニュー株式会社エイアンドエフ有限会社トヨクニ
サムライ日本プロジェクト大法紡績有限会社有限会社東江物産
株式会社マルイ株式会社ティムコ挨拶状ドットコム
モベルコミュニケーションズリミテッド

ポロクワネ

f:id:sekaiisshu:20120330032110j:image
どこまでも真っ直ぐな道。これが南アか。
遠かったなぁ。


南アフリカでの手紙配達は3通。
どれもリンポポ州の州都ポロクワネ周辺。
依頼人のコーイチさんは5年前に
ここで働いていて、受取人はその時の現地スタッフと
プロジェクトに関わった農家の人。

f:id:sekaiisshu:20120330031859j:image

一通目は、現地スタッフのジョルジーナさん
(前列赤い服の人)。
書かれてある住所の、その町までたどり着く。
そして、ここからはいつものように運次第。


通りすがりの人に、ジョルジーナ・マナメーラさんを知っていますか?
と聞くと、
「知らない。でも、その人を探すならいい方法があるよ。」
「近くにコミュニティラジオの放送局があるからそこに行って
ラジオを使って呼び出してもらえばいい。」


ほう、それもおもしろいなぁ
とラジオ局に行くと
「あなたはジョルジーナさんという方に危害を加えるつもりでは
ありませんね?」と念を押され、
マイクの前に座る。


「じゃあ、自己紹介してこれを読んで」
「I'm Hiroki Shinomiya, cycling from Japan.
You are listening to Moletje Community Radio, 98.6MHz」


言い終わると、
「ありがとう!!!」
と言われて収録終わり。
え、こんな収録しに来たんじゃないんですけど。
まぁそもそも期待してないからいいっす。
f:id:sekaiisshu:20120330031858j:image


気を取り直して
一つ先の交差点に移動して聞くと、
集まってきた人の中に、
ジョルジーナさんを知っているという高校生がいた。


彼女の指す方向に進み、
角を曲がり、
それらしき場所に着き、
「ジョルジーナさんの家はここですか?」
と聞くと
「はい」
という隣人。


f:id:sekaiisshu:20120330031857j:image
で、家。
鍵がかかっていて入れない。
待つこと1時間、
学校が終わった彼女の息子と娘が現れて、家に入れてもらえた。
さらに3時間ほど待って、夕方
旦那さんと一緒にジョルジーナさんは帰ってきた。


驚くジョルジーナさんにいろいろと経緯を説明して、
さっそく手紙を開けてもらう。


f:id:sekaiisshu:20120330031856j:image


「今の感情を説明できません。」
と彼女は目を潤ませて言い、
ああ、とお互い黙っていると
大柄な旦那さんに
「ちょっと外に行きましょう」
と車に案内されて、
今からどこに行くんだろう
と、ドキドキ連れていってもらえたのが
薄暗い超ディープな酒場。
ビールのボトルがでかいのである。

f:id:sekaiisshu:20120329224803j:image
で、ベロンベロン後、
二日酔いになり、
ジョルジーナさん宅で二泊お世話になった。
情けなや。


2通目は、ジョルジーナさんの家から100km南東、
こちらも現地スタッフとして一緒に働いたドリスさん宛て。


f:id:sekaiisshu:20120330032109j:image
(左端の人がドリスさん)


ドリスさんは、界隈の農民に有名な人らしく
すぐに家の場所がわかった。
が、彼女は結婚して違う村に移ったらしく
家にいた親類の人に電話してもらい、来てもらった。
「ははは、日本人が来るかもしれないとジョルジーナから
聞いていたけれど、自転車でとは想像してなかったわ。」


f:id:sekaiisshu:20120330032108j:image
「コイチは私の昔のボスよ。」
「コイチはねー、歌うのと踊るのが好きで、
オフィスよりもフィールドの方が好きで、
農家の皆や子供と仲良くしていたよ。」
「コイチと一緒に立ち上げたパン焼きプロジェクトはうまく
いっていて、今は設備も大きくなったし、他にも数カ所の
ベーカリーができたのよ。」


で、コイチとの思い出はやっぱ
歌っていた彼、とのことなので。
その思い出の曲を歌ってもらった。



Modimo o re file
Sebakanyana se le
Motsotsoyana wo…


この簡単なフレーズを繰り返すの、と
歌詞をノートに書いてくれた。


今、うまい日本語訳はないかとネットで調べていたら、
2005年、赴任時のコーイチさん本人のブログを発見した。
http://blog.goo.ne.jp/thanx7777/e/c0fd89aff697a3f3718f1adb62db84bc

以下、ブログから抜粋
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに、歌詞からの直接的な意味は、
「神様が 私たちに この機会と この瞬間を 与えてくださった」
ですが、
本当に意味するところは、
「その与えてくださった機会で学んだことを、ぜひ活用しましょう」
だそうです。

パン焼き講習の終わりに、なんてぴったしの歌だ、と感動しまくった源でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


僕の最後にもぴったしの歌ですよ。


さて、3通目をドリスさんに見せると、
「その住所は間違ってはいないけど、
もうクラースはそこにはいないよ。」とのこと。


受取人のクラースさんは
僕が旅行している間に交通事故で亡くなってしまったらしい。
まぁそのことは、少し前にコーイチさんから聞いていたのだけれど。
でも、コーイチさんと相談して家族宛てに届けてみようという試み。
次がラストレター、である。
f:id:sekaiisshu:20120330032111j:image
f:id:sekaiisshu:20120330032107j:image


■■■■■■計画協力企業■■■■■■
株式会社オージーケーカブト株式会社モンベルアズマ産業株式会社
株式会社アルテリア株式会社モチヅキ株式会社キャットアイ
株式会社エバニュー株式会社エイアンドエフ有限会社トヨクニ
サムライ日本プロジェクト大法紡績有限会社有限会社東江物産
株式会社マルイ株式会社ティムコ挨拶状ドットコム
モベルコミュニケーションズリミテッド

フランシスタウン


象との出会いが衝撃的だったので、
象のことを色々と調べていたのだけれど、


どうも牙を高く上げる仕草は、
牙を上げるというよりも鼻を上げて、
遠くの匂いをかごうとしているのらしく、


つまりは鼻を伸ばして、僕の匂いをかごうとしていたのか、と。
その瞬間は恐ろしかったのだけれど、
今はそれがわかってなぜか嬉しい。
なんちゅうコミュニケーションだったのか、と。


夕立に降られて、先を急いでいるときにふと林の中を見ると
遠くの木々の間に象の姿が見えて、どしゃ降りの中でも
こちらをじっと見つめてくる象はなにか神秘的だった。


もののけ姫』であの鹿の神さまが、
木々の間からこちらを見つめてくるシーンがあるけれど、
あれを描いた宮崎駿はきっと同じような体験を
したんじゃないかと思う。


動物がこちらを見つめていて、それをやめて歩き出す
あの間は何ともいえない。


f:id:sekaiisshu:20090101185920j:image
(最後に見た象、電波塔のさくを乗り越えて草食っている。)


■■■■■■計画協力企業■■■■■■
株式会社オージーケーカブト株式会社モンベルアズマ産業株式会社
株式会社アルテリア株式会社モチヅキ株式会社キャットアイ
株式会社エバニュー株式会社エイアンドエフ有限会社トヨクニ
サムライ日本プロジェクト大法紡績有限会社有限会社東江物産
株式会社マルイ株式会社ティムコ挨拶状ドットコム
モベルコミュニケーションズリミテッド